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Lush Life/West Sounds

(HMV) ビーチ・ボーイズ「Pet Sounds」とカニエ・ウエストの合体。よくまぁ思いつくもんだ。 ビーチ・ボーイズって、たぶんちゃんとは聴いたことありません。ドラムの音だけは作ってるぽいけど、もしサンプリングしてるのだとしたら凄いな。あんまり違和感な…

Grand Agent And Oh No/Under the Circumstances

Grand Agentの新作はOh Noとのタッグ。Oh Noらしい小技を駆使したエッジの効いたトラックで、アンダーグラウンド臭ただよう感じがいいです。 ただ、Grand Agentの前作「Fish Outta Water」が好きだった自分としては、ファンキーなグルーヴ感がほとんど失せて…

Rei Harakami/Lust

ひとつ上の段階に昇ったというか、達観した感さえある。エモーショナルな情緒感が薄れたのが残念だけど、すごく気持ちよく聴ける。ヴォーカル曲にもそんなやさしい感触がにじみ出ていて好印象。 秋になってからずっとヘビーローテーション。

Floetry/Flo'Ology

待望の新作はかなり地味。内省的なテイストが全面を覆っていて、リラックスしたレゲエが1曲あるくらいで明るく弾ける曲がない。ヒットしそうな気配がないけど、悲しいというか切ないというかけっこう深いところを突いてくれて秋の夜には最適。 ただ、もとも…

タカツキ/タカツキタツキ

“ウッドベースの吟遊詩人”らしい。初めて聴いたんだけどライブでもウッドベース弾きながらラップするんですかね。かっこいいような悪いような。 いろんなジャンルにまたがってる音はおしゃれっぽいけど、もともとはアーシーな人なのかな。やっぱり「ブルーデ…

Jasper/From My Perspective

さすがインディというべきか。いまどきのR&Bとネオソウルのおいしいところを寄せ集めたような作り。インディにしてはクォリティ高いと思うけど、なにしろ統一感なくバラバラ。 1曲目はヘタなコブシでダメダメなR&Bだが、その後エレピでファルセットというデ…

Anthony Hamilton/Comin From Where I'm From: Live & More

最初は印象薄かったけど聴き込むほどによくなってくるソニー君。ライブは大盛り上がりでいろんな汁が出ています。 観客のほとんどが黒人でゴスペル集会のようなかんじ。みんな曲をちゃんと知っていて一緒に歌ってるのがなんだか感動的。 オフステージの映像…

Boards Of Canada/The Campfire Headphase

久しぶりに出ました。以前よりアバンギャルドな感じは薄れて、なごみのチルアウトみたいになってる。 ギターが入ったのはいいかんじですが、たまに使われる背景ベタ塗りみたいなシンセサイザー風電子楽器のガサツな和音はやめて欲しい。もっと単音を編みこん…

DJ Muggs vs. GZA/Grandmasters

(@TOWER.JP) このタッグ何年ぶりでしょうか。両方とも好きなのでステキ。 GZAのソロ初期に戻ったような、ワンフレーズのループで延々やってるバックトラックが多く、GZAのラップをうまく立たせてる。それでもさすがはMuggsで、そぎ落とした音をさらにローフ…

Havana/Life

(HMV) 細かいビブラートやコブシが無いだけで、その声はほとんどErykah Badu。個性に欠けるがエリカのいいイメージがあるので頭に布巻いてお香炊いている画を浮かべて聴いてる。 「Search In」なんか、そのフレーズからしてまんまErykah Baduなんだもん。こ…

Steve Spacek/Space Shit

(CISCO RECORDS) Platinum Pied Pipersでヴォーカルとった曲がすごい良くってオオッって感じではありました。ソロになったらこれがでらええんです。 グループ名「Spacek」のときはCD買ったけどいまいち合わなくてすぐに叩き売っちゃったし。これが良かったの…

Sy Smith/The Syberspace Social

(notrax) 前半は文字通りWelcome 2 Syberspaceでフューチャーエレクトリック先生なサウンドに溶け込んでパーツの一部だったヴォーカルが、後半は“歌”が前に出てきてオーガニックな味わいの中で本人の個性が顔を覗かせます。前半も好きですが後半がかなりいい…

Marco Di Marco feat. Nathan Haines/My London Friends

asin:B00061H2MM これは深い。きょうみたいな寒い夜に泡盛飲みながら聴いたからずしーんときました。 おじいさんピアニストとウッドウインド系マルチプレイヤーの共演。いちおうベース、ドラムスの入ったカルテットだけどデュオのように互いのソロが呼応し合…

Pete Philly & Perquisite/Mindstate

(HMV) 1曲目はピンとこなかったけど後に行くにしたがってだんだん良くなる。いわゆるJazzy Hip-hopですが、音の引き出しが多くてヒネリが効いている。 最後の曲はDJ Mitsu The Beatsのリミックスで、これがまたいいんです。(国内盤)

The Perceptionist/Black Dialog

(NOTE RECORDS) 衝動買いしちゃったけど、ボトムが強すぎるサウンドでグルーヴ感に欠けるので自分は苦手。大昔のリズムボックスみたいな音なんだもん。 なぜかGuruとかPhonteとかゲストにいる。そのPhonte参加の「5 O'clock」とラストのメロディアスな「Brea…

Charlie Wilson/Charlie, Last Name Wison

どっこい生きてたThe Gap Bandのオッサン。声がかっこいいけど歌い方がコブシとかおおざっぱな感じがして今までのはあまり好きになれなかった。今回も今風な曲やアップではちょっとムリがあるが、ミディアム〜スローはさすがの年輪を感じさせます。 R.Kelly…

Lawless Element/Soundvision : In Stereo

デトロイトでJay Dee、Slum Village直系なら言うことなしです。硬いスネアの音とキーボードのコード感が好きなんですね。これでJneiro Jarelみたいなスモーキーに浮遊する感じがあれば最高なんですが。 Madlib先生が1曲やっていて細かいリズムの上に小技の数…

Syleena Johnson/Chapter3:The Flesh

はじめて聴いた。これは良かった、シカゴ連合艦隊。 カニエの「All Falls Down」の、Leela Jamesに負けないディープな唸り声を期待したら意外に声は細くてシャウトや唸りより囁きの方が多いくらいのディープ抑え目コンテンポラリー寄り。しかしヴォーカルも…

Slug & Murs/Felt 2 A Tribute To Lisa Bonet

(CISCO RECORDS) 第2弾はリサ・ボネットさんに捧げちゃいます。世間的に激賞なんだけどイマイチピンと来なかった。雨の日に聴いたせいか。 ソウルフルというよりファンキーなかんじ。西の人たちらしいノビノビしたところが気持ちいい。「Morris Day」とか「M…

Dwele/Some Kinda

1枚目のインパクトが強かったせいでずいぶんと地味に感じる。 今回は歌をじっくり聴かせるものが多くて、サウンドクリエイターというよりシンガーが前面に出てるかんじ。まず歌ありきでバックのサウンドは後からついてくる。 何度も聴き込んでいくうちにジワ…

Symbolyc One & Illmind/The Art of One Mind

(CISCO RECORDS) ジャジーでクールなトラック。なおかつソウルフルで歌モノもありと、自分の好きなパターン。6曲目なんかモロにLittle Brotherぽいなぁと思ったらご本家たち参加してた。9も同様。Symbolyc OneてStrange Fruit Projectの人なのね。まだ聴いて…

Chocolat & Akito/Chocolat & Akito

晴れた日に聴くときもちいい。ショコラは聴いたことなかったけど、曲はgreat3の節回しが随所に出てくるので自分的には満足。いや、なんだかデュエットになってサウンドがやさしくなってるだけでgreat3と変わらないよ。中身は片寄節なんだから。 いちおう幸せ…

Raheem DeVaughn/The Love Experience

これはちょいネオ・ソウル風で雰囲気もいい。佳曲揃い。 でも歌が・・。サビのコーラスやフックを中心に展開してそれに泣きのヴォーカルを絡ませるスタイル。リード・ヴォーカルをメインにしっかりと歌を聴きたいときはいささか不満。 この人声量無いので自…

Jon B/Stronger Everyday

曲がいいですね。全曲セルプロデュ−スはやめたようだけど、アルバムに統一感はちゃんとあって、メロウでセンチなムードがたまりません。 しかし歌はいいかんじでありながらキメのコブシのところがイマイチ滑らかに回っていかないかんじ。微妙なんだけどここ…

AZ/A.W.O.L.

Nasと一緒で、声が聴けるだけでイイデス。とは言うものの、一聴してみて一番いいのはやっぱりプリモの10「The Come Up」、あとはDISCO Dの7「City of Gods」。 っていうと、自分の耳が固定化されてきて先に進んでないかんじ。そこそこビートが走ってバックの…

Big Shug/Who's Hard?

1曲目はThe Alchemistのプロデュースで軽く始まるが、2曲目から8曲目までと最後の2曲はDJ Premier。3曲目ではGuruへのマイクリレーもキマってでらかっこええ!と思ったらこの曲、プレ・アルバムにも入ってた。 他のプロデューサー曲ではリリシスト語り部ぶり…

Cyne/Evolution Fight

エレクトロニカ+ヒップホップですか。生演奏主体のジャジーな曲もあるけど時々メランコリックな曲でそういうかんじになります。 MC2人がマイクリレーするところはかっこいいけど、言葉詰め込みすぎというか直球ラップすぎというか。もっと押したり引いたり…

D'Nell/1st Magic

偶然にもこれもBBEだった。歌モノでキュートな女性ヴォーカルなんだけど、バックトラックはサンプリングがバリバリのジャジーぽいブレイクビーツで構成されとります。ただ、ツボのところはブラックコンテンポラリー的なソウルミュージックの匂いで満たされて…

Nicolay/City Lights, Vol.1.5

とっても品良くきもちいい。しかもBBEから出ていて不思議と共通した洗練さを感じます。 ドライブのBGMでも気持ちよかったけど、インストで78分はちょっと長いわ。The Foreign Exchangeのようなドラマティックな展開はあまりなくて、一曲一曲がひとネタでずー…

DJ Quik/Trauma

ファンク好きなはずなのにDJ Quikイマイチのめり込めないってのはファンクわかってないってことなのかな。 でも今回のはポップでキャッチーな曲が多いので聴きやすい。ゲストも多いし。 そこでやっと気づいたのだが、12曲目の「Quikstrumental」でJodeciがリ…