Sy Smith/The Syberspace Social


(notrax)
前半は文字通りWelcome 2 Syberspaceでフューチャーエレクトリック先生なサウンドに溶け込んでパーツの一部だったヴォーカルが、後半は“歌”が前に出てきてオーガニックな味わいの中で本人の個性が顔を覗かせます。前半も好きですが後半がかなりいいです。
7.「 Runnin' (jah Child) 」あたりからパーソナルな味わいが出てきて、Aliのアルバムにも入ってた「Honeychild」を挟んで、ちょっとアーシーになる「Part of the Night」で彼女の歌に主導権が移りバックも骨太なバンドサウンドに移行していく。
ギターとリズム隊主体でシンプルな「Drop That」はメンバー紹介もあっていいかんじ。そして後半のダイナミックなバンドサウンドが気持ちいい「Stand Alone」とキャッチーなコーラスの「No Place Like Love」あたりで頂点に。澄んだ秋の空を見上げながら聴きたい気分です。
Ali Shaheed Muhammadとの共同作業らしく、3.「 Aquarius Rising」がNicolay、 14.「 Bruise」がJames Poyserがそれぞれプロデュース絡み。