キリンカップ、日本対パラグアイ(1−0)


ザッケローニの指揮じゃないので興味半減ですが、栗原にはチャンスであり大事なリベンジの試合なので、
そこばかり見ていました。

前半は守備は無難にこなし、セットプレーで打点の高いヘッドを披露。
オフサイドのアピールをしたり、中沢とのコンビもまずまず。
ただ、一度、サンタクルスがスルーから抜け出してシュートまでいった場面あり。ミスとは言えないが、ああいった局面で読みを効かせるなり鋭く反応するなりしてくれると頼もしいのだが・・・。

後半は、相手ワントップのバリオスがスペースを探して戻り気味にボールを受けることが多くなるが、マークが中途半端になって前を向かれることも。
中沢は危機管理意識なのか、ワールドカップの継続なのか、要所でゾーンからマンマークに切り替えてしつこく中盤までついていったりしたけど、勇蔵はそこまでしなかった。

そして、問題の勇蔵くんは、香川の先制点直後の21分にバイタル付近でボール獲られてピンチ招き、そこで足を痛めて退場。
W杯直前のテストマッチより良かったけど、やっぱり不完全燃焼な結果に。

良くも悪くもフィジカルの強さばかり目立ってしまう。もっとクレバーなプレーを見せて欲しい。
次戦は欠場らしいので、今回のプレーだけでザッケローニが選んでくれるのは厳しいかんじだ。

試合自体は、ワールドカップのようなドン引きサッカーじゃなくてそれなりに面白かった。細貝が使えたのが一番の収穫じゃないでしょうか。憲剛とのコンビで相手の速攻の芽を摘んでいたし、ボール捌きもまずまず。
後半はパラグアイにバイタル付近をうまく使われたけど、決定的なカウンターを許さなかったのは良かったんじゃないでしょうか。というか、この暑さでパラグアイの運動量が落ちたおかげでしょうけど。
先発みたときに栗原との連携がとっても心配だったけど、栗原が孤立しちゃう場面はほとんどなかったし。
逆にいえば、中沢が珍しく高めのラインを保っていたので、やや間延びした後半もカウンター合戦にならずに済んだのかな。中盤の守備もやりやすかったのかなと。


いずれにしても、ザッケローニが選ぶ代表と志向するサッカーを見たときに、この前のキリンカップは何だったんだ?とならないことを祈ります。