Syleena Johnson/Chapter3:The Flesh

Chapter 3: The Flesh

はじめて聴いた。これは良かった、シカゴ連合艦隊
カニエの「All Falls Down」の、Leela Jamesに負けないディープな唸り声を期待したら意外に声は細くてシャウトや唸りより囁きの方が多いくらいのディープ抑え目コンテンポラリー寄り。しかしヴォーカルもいいんですが、曲、サウンドがいいです。
粒曲揃いの中でもまたカニエ仕事の「Bull's Eye(Suddenly)」にトリ肌。Commonの「Be」をそのまま引き継いできたみたい。終盤のCommonのラップも渋い。
それからKayGeeの「More」。Anthony Hamiltonがカッコ良すぎる。
イナタいヴォーカルが聴きたいときは「Only A Woman」や「Another Relationship」で絞りあげてくれます。これに続く「Leave Me Alone」がまたイントロから泣ける雰囲気なんだけど、この曲だけコーラスもリードもアウト・オブ・キーぽく聴こえて気持ち悪い。このサウンドでこのメロディラインどーなんだろ。とにかくガツンとくる背脂入りの激とんこつヴォーカルも聴きたいのよ。
それはともかく、R.Kellyなんかも含めて大人の余裕ある色気がうかがわれる気持ちいい好盤であります。