ユーロ 準々決勝、オランダ対ロシア（１−３）

オランダはまた最初の２戦と同じ先発オーダー。ロシアは立ち上がりいい入り方でオランダ陣営に攻め込んで何度かシュートまで。一度はフリーでヘディングされる。
その後オランダが徐々に盛り返すがスナイデルのフリーのトーキックシュートなども決まらず０−０で前半終了。前線にボールが収まらず、逆にアンヘラールあたりの球出しをチェックされて危ない形でカウンターされている。

後半は出だしからカイトに代えてファン・ペルシー。入ってすぐにシュート打つが、その後は早いチェックで潰される。
ロシア先制。マタイセンが付ききれてない。これでオランダの真価が問われる。
イエローもらったブーラルーズに代えてハイティンハ。喪中のブーラルーズには申し訳ないが余分なカードを使ってしまったかんじ。
その後、アンヘラールに代えてアフェライ。ラファエルをちょい下がり目に。ボランチに守備要員２枚では攻撃の組み立てが難しいとみたか。しかし３人目の交代でロッベン使えなくなっちゃったよ。
あきらめかけてた40分過ぎにセットプレーから馬が抜けてヘッドで同点。命びろいした。しかし相変わらず状況はロシア優位か。延長になったらロシアが若いし。
延長戦へ。中盤が空いてきてオランダはカウンターされると戻りが遅く簡単に1対1にあるいはそれ以上にもっていかれる。デ・ヨングの頑張りが目立つが、ラファエルを後ろ目に下げてるので守備は不安だ。

延長前半、8分過ぎにアルシャフィン抜け出てラストパス。フリーでトルビンスキーにシュート打たれる。あぶねー。
延長後半、ジルコフのエリア内でのドリブルでハイティンハが後ろから足踏んで倒すがノーファール。この審判流し過ぎ。運動量落ちないロシア。
アルシャーヒン左からライン際粘ってセンタリング、トルビンスキー飛び込んでゴール。２−１。
ハイテインハ上げてパワープレイに行くが逆にカウンター食らってアルシャフィンがファン・デル・サールのまた抜きシュート。３−１。オーイェルが簡単に裏を取られた。
３−１で完敗。オランダは運動量で負けてるし、ジルコフやアルシャフィンを１対１で止められない。主力は１週間休ませたのが逆効果だったのか。結果論だけどロッベン使えなかったのは痛かった。
フィジカルの問題に加えて、ヒディンクがオランダの前線のスペースを消してさらにファン・デル・ファールトやスナイデルにはマンマークぎみに付いて自由にさせなかったのが効いた。スナイデルとか途中でポジションチェンジしたんだけど、ゾーンの中でのマンマークなの？結局受け渡しされてどこに行っても自由に動けず。例えロッベンが入ってもやっぱり今までのようなスペースはもらえなかったと思う。結局、コンビプレーもできず、スナイデルとか遠目からヤケクソな個人技でロングシュート打つのみ。
ロシア強い。この前の試合の方がマイボールになったときに左右でフリーランニングして迫力あったけど、今回は個人技でもオランダを圧倒。大会後にアルシャヒン、ジルコフ、パブリチェンコなどはビッグクラブに引き抜かれるかも。アルシャヒンは、タイプは違うけど前回ユーロで活躍したラトビアのベルバコフスキスとイメージダブった。このスピードは脅威ですよ。
ヒディンクの株がまた上がっちゃった。選手交代だけで監督の戦術の差がはっきり出ちゃった。ロシアは延長でもカード残してたもんね。方やオランダはロッベン使えず・・。W杯の日本の監督これから頼めないかな・・。
オランダまたも散りました。負けるときはボロ負け。やっぱオランダだった。ハナから優勝するとは思ってないが、あと１試合くらい見たかったな。ジオお疲れ様。