Nine Horses/Snow Borne Sorrow

Snow Borne Sorrow
出てるの全然知らなかったが、id:hibikyさんのとこで発見してさっそくゲット。
「ブレミッシュ」では、コード関係なしのデレク・ベイリーさんのギターのおかげもあってなかなかにとっつきにくかったのだが、これは随分聴きやすいね。2つの中間ってないかな?それはワガママですか?
1曲目はベースがアコースティックぽくて「Brilliant Tree」の頃みたい。Stina Nordenstamがいい雰囲気。2曲目は中盤転調してギターロックみたいになる。これはやめて欲しい。繊細さが台無し。
しかし3曲目がいいんです。弟ジャンセンの例によってぱたんぱたんしたリズムにArve Henriksenのトランペットが絡むとこが最高です。トランペットは昔よく聴いたjon hassellみたいな、ほとんどブレスだけのかすれた音色。曲によっては尺八みたいだったり、ソプラノサックスやフルートにも聴こえたり。ここから4曲くらいは長い曲が続いて延々とインスト部分が長いのがいいです。
4曲目はユニゾン歌いが印象的だけど後半に入ってのトランペットが好き。5曲目もやっぱり後半のトランペットが持っていっちゃいます。
6曲目のアルバムタイトル曲ははっきりエレクトロニカ風味で後半に教授のピアノが絡む。出来過ぎと皮肉りたくもなりますがやっぱり好きです。
7曲目はギター主体のシンプルな歌を聴かせるけど、メロディがしっかり立っちゃってるので個人的にはもっとインストぽいのが好き。
8曲目はスケッチショウがやってもおかしくないようなリズミックな曲。ポップな中にも尖った部分は見受けられるが、やっぱりこういう曲はいいや。
ラストでまたArve Henriksenが活躍。オーボエか尺八みたいな音。申し訳ないけどヴォーカルがアクが強いので淡々と歌っていても「うた」が前に出てしまう。もっとスティーナとか他のゲストも入れていろんなヴォーカルして欲しいなぁ。
「ブレミッシュ」よりはヘビロテになりそう。これからの季節にぴったりなかんじ。なんか「Brilliant Tree」も久しぶりに聴きたくなりました。Arve Henriksenさんは今日、明日と新宿Pit-Inなんですね。見てみたいですよ。

http://www.davidsylvian.com/
◆「Atom And Cell」のPV
(レコーディング風景)を見ると、やっぱフルート使ってんのね。