ビー・クール(ネタバレあり)


(HP)
「ゲット・ショーティー」の続編なのかな。エルモア・レナード原作でタランティーノぽく話が転がるのだが、彼ほどの切れ味は無く、バリー・ソネンフェルドから監督代わっても前作同様にヌルい。
後半は雪崩式にトラボルタ扮するチリ・パーマーの借金は簡単にチャラになり、彼の抱える女性歌手のプロモートも大成功。そもそもブラックシンガーなのに白人がマネージメントして絡ませるアーチストもエアロスミス。カッコ悪すぎ。萎える。やっぱUsherとかJay-Z、50centなんかと絡ませて欲しかった。
ブラックムービーじゃないから仕方ないとも言えるが出てくる黒人の扱いといえばアンドレ3000はすぐに銃を取り出すギャングスタラッパー役。上半身裸でなかったのが救いか。ユニセックスなイメージも持ってただけに残念。
しかし、いろんなメンツが出てきて小ネタで笑わせてくれるので、その部分では楽しい。一番おいしいのはザ・ロックで、マッチョなゲイの設定で例の眉毛パフォーマンスも炸裂。
あとで調べたらいろんなカメオがいてビックリ。キーボードを弾くセルジオ・メンデスやディレクター役のセス・グリーンとかはすぐにわかるが、ジーン・シモンズアンナ・ニコル・スミスとかも居たらしい。RZAを見逃したのもショック。アワード会場での客席なのか?レンタル出たら確認しなくちゃ。
(☆3つ)