ファイナル第4戦、ピストンズ対スパーズ(102−71)

これが最初の2戦と同じチームなのか?アウェイとはいえ、流れを一度も引き戻せず攻守に崩壊しボロボロのスパーズ。
ラッキーボーイ的存在だったジノビリが抑えられて、というか潰されて勢いを断たれる。片方にマークがいけばもう片方が活躍してきたもう一人のガード、パーカーも引きずられるようにシュートが決まらない。そしてエースのダンカンもインサイドベン・ウォーレスらに制圧される。
さすがラリー・ブラウンというべきか。全員がチームプレイに徹することで本来の動きをとりもどした感じ。パスがおもしろいように回る。自分が気づいたことを北原さん(?)も解説してたのでビンゴ状態でなるほどと思った。スパーズのディフェンスは、サッカーでいう「中を切る」ってかんじでわざとコースあけてライン沿いにドリブルさせ、その後ダブルチームぎみに追い込んでいく。しかし今回はピストンズはその術中にはまらず、素早いパス回しでフリーを作っていった。あれでスパーズ混乱したのかな。
さらにピストンズは控えのマクダイスやハンターもいいところで活躍。完全に精神的に優位に立った。
ダンカンはマジメっぽいからベンチでの佇まいが痛々しいほど。今度はポポビッチHCの手腕が問われる立場の逆転。やっぱプレイオフ男のロバート・オーリーの爆発かなぁ。次はかなり先発オーダーいじるかも。もう一回ゆれ戻しを期待。