マシニスト

マシニスト


(HP)
最初に言っときますが、「マニシスト」と書いてる人多数。そっちの方がパラノイアぽいんだけど、「機械工」ってことらしいですから。
青や緑がかって退色した映像と、ピノ・ドナジオかバーナード・ハーマンかというゴシックな音楽。そしてクリスチャン・ベールの浮いたアバラとこけた頬で、なにやらのっぴきならない緊迫感を漂わせていたのだが・・。途中までは何が現実で何が妄想なのかまったくわからない。迷宮ワールドがバリバリでした。しかし、オチがついてみるとこれが一気にスケールダウン。残念。
C・ベールも圧巻だったが、ジェニファー・ジェイソン・リーのすえた匂いがしそうな退廃感も凄かった。昔の可愛らしい面影みじんも無し。崩れた体形さらけだしてたのが印象的。あ、「イン・ザ・カット」でも壊れた女だったっけ。
あと、マイケル・アイアンサイド。クレジット見るまで腕もぎられたミラー役が彼とは気づかなかった。ヒゲのせいかな。
ブラッド・アンダーソン、「セッション9」でも雰囲気は良かったけど詰めが甘いんじゃない?(☆3つ)