キャットウーマン


2本目は、2004年のラジー賞を総ナメした名作でございます。
まぁ、見ていて納得の出来映えではありました。安直なストーリーと超安っぽいCG。女の2面性を出したかったのでしょうが、変身前のハル・ベリーのキャラは見た目かわいくてもダメ女で魅力がありません。これが変身すると、というかコスプレすると、六本木の会員制SMクラブのようになってしまいます。露出度高すぎ。そんな目立つカッコで潜入ムリですから!オレが医者や弁護士なら当然ムチで叩いて欲しいし、できれば尖ったヒールで踏まれたりオシメも替えて欲しい。って、そういう映画ぢゃ無いだろ!
バットマンと同様に、キャットウーマンにも動物の野性を見にまとった宿命を感じさせて欲しかったんですよ。ダークな感じが足りない。
そうは言っても、ベンジャミン・ブラット(いい人の刑事ばっか見てる印象)とのラブシーンはムーディに大人の雰囲気を醸し出して意外に良かった。もっとHなベッド見せて欲しかったが。音楽はMis-teeqやChristina Millan、Hoobastankなど地味系ロック、R&Bだけどこれも良いのだがサントラ盤見当たらない・・。
監督は「エイリアン4」の特撮や「ヴィドック」を監督・脚本した人。オリジナリティは感じるけど、脚本書いてないしハリウッドに毒気を抜かれてるかんじ。好き放題に作らせてればラジー賞は無かったでしょう。(☆2.5)