コール


あぁもったいない。けっこう泣ける設定だったのに。
被害者側は、いかにダコタちゃんが可愛いかろうが美人妻にエリート医師では全く同情できない。いきおい犯人側に肩入れしてしまうのだが、彼らの子供を失った悲惨な過去についての回想シーンがない。
興行的には人間ドラマよりもスピーディーに転がるストーリー展開とアクション優先なんだろうけども、犯人夫婦の二人が好演してるだけにいかにももったいなかった。
さすがはルイス・マンドーキ。垂れ流しの音楽とか、水上セスナ機のコックピットのお安い合成特撮とか、二流魂全開だった。
役者では生活感あるスレた女、コートニー・ラブがおいしかった。シャリーズ・セロンのダンナ役ってあのロックスターなヴァンパイアだったのね。あとで知っておどろいた。(☆3つ)