ショコラーデ

ショコラーデ


チョコレート工場放火事件の新聞記事から、スリリングな展開で運命の歯車が絡み合うラブ・サスペンス。
後半グイグイきました。
主演の二人が脚本書いて、監督もいい男ダニー・レヴィ。才能あるんですね。
ユダヤ迫害と隠れナチものでは過去にも「オデッサ・ファイル」とか「マラソン・マン」とかあったので展開は予想ついた。
二人がラブラブになってしまう過程がやや唐突。主演のおねーさん、オッパイ隠して陰毛隠さず。あっちの人の価値観ってムネ隠す人多いね。でもずっとノーブラなんだけど。
ラスト、自分の願望としてはもっと苦い結末で終わって欲しかった。こういう映画の判断基準として常に「チャイナタウン」があるから。
今なおそれぞれの運命を狂わせるホロコーストの恐ろしさがいまいち伝わらないのももどかしいかんじ。デビッド・ストラザーンの偏執狂的な科白が欲しかった。
音楽は往年のデ・パルマ風にかなり盛り上げてくれます。
(☆3つ)