W杯予選、ブラジル対日本(4−1)

chef72006-06-23


立ち直れないような惨敗。でも、この試合もリスク覚悟で打ち合いに出た結果だから仕方ないと思う。やっぱり初戦の負けが痛すぎた。
今週の疲れが蓄積してることもあって、とても4時に起きる気力もなく録画セットして寝てしまったが、今日に限ってタイマーかけたエアコンが効きすぎたのか4時過ぎに目が醒めてしまった。寝ぼけながら時計見ると4時半くらい。テレビつけたら試合やってた。そしてすぐに玉田の先制ゴール。びっくりした。
それでもその後はマジになったブラジルが圧倒。日本は引いたりチンタラ回したりすればいいのにさらに点を取りに行くから、ボールを取られては急いで戻る繰り返し。相手にいいように回されるからボディブローのようにスタミナ奪われる。
前半ロスタイムにロナウドのヘッドで同点。中澤がボール見てロナウドのマーク外してしまった。4バックで余ったDFもおらず、すでにバイタルエリアのバランスがボロボロだったから遅かれ早かれ失点はしたと思うが、いちばんいけない時間帯の失点でガックリきた。なんとかして1−0で折り返したかったが。
この時点で観戦をあきらめて二度寝突入。たぶん選手もそれくらいのダメージがあったのでは?
7時過ぎに起きて出勤の仕度しながらビデオ見たが1−4になっていた。がっくりくる。
選手を入れ替えた策は玉田に限っては当たったが、練習でいつもレギュラー組とサブ組固定ではコンビネーションも作りようがないだろう。返す返すもジーコさまさまである。
いまさら恨み言は言いたくないが、「それ見たことか!!」
そう言えるのは解任要求デモに加わった人たちだけかもしれない。自分はあれだけ「やめてくれ!」と言いつつもちょっと結果が出ると「まあいいか」になってしまった。ドイツと引き分けたときは「ひょっとして?」なんて思ったり。まぁ高原はあれで打ち止めだと思ったが。あそこで運を使い果たして代わりに柳沢がくるかも、なんて内心思っていた。
それがこのザマだ!(いや、自分に言ってます)
J-WAVEの番組では、流行語大賞候補として「決定力不足」が取り上げられていた。ヒゲの小島は「集中力」とか言ってた。アジアカップのときは精神力を感じたんだけどね・・。技術も精神力も足りなかったんでしょう。
特に今回は暑い日のデーゲーム2試合で消耗が目立った。他チームに比べて練習時間が長かったようだけど、熱出した俊輔は問題外としてもフィジカル調整は失敗だったのでは?
その上で細かな技術と試合運びの駆け引きが足りないもんだから、余分に守備するはめになって体力を削り取られる。精神のスタミナもおのずと足りなくなるってもんです。
ラインを上げてコンパクトにして前からの守備で点を取りに行きたい中田と、ラインを下げて裏のスペースのケアと体力温存して安全策で行きたい宮本が、考え方の差を埋められないままゲームに入り、チームの各々が同じ方向を向いて集中することができていなかった。
監督はこの状態を深刻に捉えていたのだろうか?自主性を重んじるのは大いにけっこうだが、自ら「勝ちに行く」と公言した本番で選手をまとめられなかったのは監督の責任だろう。
結局辿り着くのは、こんな素人監督を誰が選んだのか?ということだ。ジーコがきっぱりと指揮を執るのを降りるならカピタンもとっとと降りて欲しい。
ビジネスとしてサッカー人気を盛り上げていかねばならない使命感は立派でございますが、その結果が代表試合だけ盛り上がるミーハー人気といっこうに上がらない実力でございますよ。
FIFAは今回、大会前の練習期間を確保したが、日本の協会は国内組と海外組を連携させる日程の確保にもっと尽力すべきだった。スポンサー収入、興業収入ありきではいつまでたっても代表は強くなれない。
こんなこと終わったあとで言ってもあとの祭りだが、やっぱブツブツ言いたい。4年間の集大成が、心身ボロボロになってグラウンドに大の字になってしまった中田の姿では悲しすぎるよ。