リーガ、レアル・マドリード対バルセロナ(0−3)


興奮のクラシコだけどその熱狂は始めの10分くらいしかもたなかった。
バルサ先発は右ウイングにメッシ!それからファン・ブロンクホルストが左サイドバック。てっきりシウビーニョと思ってたからうれしかった。
中盤はデコとシャビ、アンカーにエジミウソンマルケスは最終ラインで右サイドはオレゲール。
立ち上がりこそレアルが前からプレスかけてやる気マンマンだったが、バルサが速いパスワークでそれを打ち破った。どっちがホームだかわかんないほどバルサがパスを繋いで攻めまくった。
前半はメッシのドリブルからエトーが持ち替えて素早いトーキックで先制。
後半はカウンターからロナウジーニョの個人技で2点を追加。しまいにはレアルのサポーターがロナウジーニョのゴールに対してヤケクソの自虐的なスタンディング・オベーションサンチャゴ・ベルナベウでここまで一方的にバルサが勝つのは珍しいのでは。
レアルはロナウドをワントップにその下をラウールとロビーニョ。中盤はベッカムジダンでさらに底をパブロ・ガルシアか。ケガから戻ったジダンがぶっつけで動きがイマイチ。しかも低い位置なので前で攻めに絡めず守備が軽い。
ラウールはケガで後半に交代。代わってグティを入れジダンを前に上げたがたいした効果は無かった。どうしてジダンをフル出場させたのか?
あとはロナウジーニョにズタズタにされたセルヒオ・ラモス。ペナルティ・エリアでヘタなタックルできないにしても簡単にかわされ過ぎ。最初の間合いの取り方が遅いので下がりながらの対応ができていない。
レアルは中盤の守備は実質パブロ・ガルシア一人みたいなもんだった。バルサ相手にはムリでしょ。ただでさえチーム成熟度に差があるのに加えてW杯予選の試合やら移動やらでお疲れ組の多いレアル。ケガ明けのジダンロナウドも復調してないみたいでちょっとかわいそう。
今日は控えにまわったジュリの出番がなかった。交代はメッシに代わったイニエスタ。コンディションの問題ならいいけどクラシコに出られないショックはでかいよ。マドリスタのショックが一番でかいか・・・。
今日のジオ君はサルガドの上がりを警戒して守備重視。そのおかげでロナウジーニョが守備をサボれてカウンターに力を溜めることができた。てゆうかロナウジーニョ絶好調なので彼に預けてあとはおまかせみたいな。
落ち着いたプレーで1対1の対応もまずまず良かったジオ君だが、前半にロビーニョをフリーにして突破されかかったのと後半にもサルガドのマークを離してシュートを打たれた場面があった。ゾーンで守っていても入ってきたら密着してください。攻めではセンタリング1本くらいか・・。シウビーニョに負けてるよ。
レアルが前に出てきたし守備は粗いしで、バルサにとっては下位チームとやるよりいいかんじで見ていて楽しかった。クラシコ万歳!