バガボンド21巻


バガボンド(21)(モーニングKC)

バガボンド(21)(モーニングKC)

やっと武蔵に戻ってきた。
小次郎エピソードのとき、アシスタントが書いているような画になっていっときヘンな感じだったのだが、いつものうまい画になってひと安心。
しかし清十郎との闘いになって、余裕が出たというか、しゃべり過ぎ。せっかく画がいいんだから画で語って欲しい。
前巻の小次郎の時も、命を懸けた斬り合いを喜ぶ境地が描かれたけど、いろいろしゃべる上に闘い自体がダラダラ長いので真剣勝負のギリギリの迫力がいまいち伝わらない。
そのくせ互いの力はだんだんとドラゴンボール状態になっていき、剣の力はインフレ化しているきらいも。
自分の中では7巻あたりでの胤舜との闘いですでにクライマックスいっちゃった感があって、なかなかあそこを越えられない。