ドーン・オブ・ザ・デッド


「ゾンビ」のリメイクらしいけど、ショッピングセンターに立てこもる設定からしジョン・カーペンター要塞警察を思い起こさせる。
今風のゾンビらしく猛スピードで走る。腐って朽ち果てていくはずの筋肉で。おかげでロメロ作品のような淀んだ空気感はなく、スピーディーなサバイバル・アクションに。
従来のゾンビのノロノロ具合にイライラして、あの“遅さの醍醐味”を理解できなかった自分だが、いざ走られちゃうとこれがなんだか・・・。
意外に生き残った人達のキャラが立っていて人間模様も面白く描かれるのだが、人数多すぎ。ビング・レイムス、メイキー・ファイファーなど知っている顔もいた。レイムスはともかくファイファーの役どころはどーなんだろ。仕事選ぼうよ。
アメリカンなカラっとした描写ではあるが、ゾンビであることをいいことに頭は吹っ飛ばすわ胴体は真っ二つにちょん切るわ。タブーを犯す爽快感がいいです。みんなで屋上から乱射ごっことかしてるし。
しかしこれだけ速く走られるとさすがに逃げるのはしんどいね。(☆3つ)