「ヒロシマを最初に見た米兵」〜元米軍捕虜 60年目の旅〜 (テレビ朝日・テレメンタリー2005)

(番組HP)
TBSの終戦企画ではアメリカの原爆開発者の広島訪問をやっていたが、こちらは島根で捕虜となった後に広島に連れてこられて、原爆の惨状を見せられた後に終戦を迎えて解放された米兵だった人。
当時、多くの戦死者を出した恨みから彼を棒で叩いたという島根の元漁師と笑顔で対面した。彼を助けた日本人は当時通訳をしていた少尉で、目隠しを取ってやり、周囲の処刑を望む声に反対したという。その彼とは以前に電話で声を交わしていたが、彼はすでに墓の中だった。墓参りの墓前で改めて感謝の言葉を述べるシーンは涙ものだった。
同じ人間として心を通わせることができれば理解しあうこともできるのだ。原爆を開発した科学者は、友人を真珠湾で失った恨みから最後まで日本を非難するスタンスを変えなかった。まずはお互いを認め合わなくては。
偶然見つけた番組だけど、月曜のド深夜にたった30分ではもったいなさすぎる。