横浜Fマリノス対FCバルセロナ(1−1)

N君へのチケット渡しのため1時間前に待ち合わせしたが、超珍しいことに間に合うどころか彼より先に着いた。そのかいあって場内ガラガラ。前座イベントも特になしか?意味ないッス。
バルサの先発はロナウジーニョを外して左トップはデコ。中盤の底はエジミウソン。右MFにはファン・ボメルが入った。
マリノスも中盤にマグロン初お目見え。ボランチかと思ったら那須と上野がやっていて、彼は山瀬の代わりというか、右の前めにいるぞ!2トップは坂田と清水。中澤の代わりは河合。GKは達也。岡ちゃんの気遣いが伺われる。
両者とも蒸し暑さもあってか前からプレスしてこない。特にバルサが普通に相手を見ちゃってるのには拍子抜け。リーグ戦のときの前からガンガン追い込んでいくスタイルは見られなかった。それでもマリノスも、自分達も動きがないので出しどころに困ってる様子。松田はラインを高めに保ってるけどほとんど相手にキープされて攻められる。
ファン・ボメルでかい!右にいてそばにジュリが寄ってくると“ジャイアント・ロボと大作少年”みたいなかんじ。無難にパスをさばいているがどっしりというか遅いというか、あまり攻めにも絡まず。シャビの方が組み立てたり前に飛び出したり目立ってた。そのシャビが前半43分にセットプレーでヘディングのゴール。高さがないのに完全にフリーにしてた。マリノスこういうの多いなぁ。もっと皆で声出して確認しないと。
マグロンは遠めに見るとそんなにマグロンでもなかった。エジミウソンファン・ボメルがでかいので普通なかんじ。立ち上がりはほとんどボールも来ないでゲームに入れてなかったが、大橋とポジションチェンジしたりしてボールを持つと果敢に攻めていった。自分で突破したり周りを使ったり。運動量も多めでいいかんじだ!使えるかも。途中から上野とポジション代えてボランチにも入った。どこでもできるのね。
僕のお目当てファン・ブロンクホルストは先発したものの、左サイドの突破もなく、FKも1回蹴ったが誰もさわってくれず。前半でお役御免。それでも今年2回も生ジオ様を見られてうれしいわ。
前半でジオとデコ、プジョルファン・ボメルは交代。代わりはイニエスタラーション、ガブリ、シウビーニョ。やっと見られたエトーだけど、混みいった中での足さばきやクィックな動きはさすがだった。あとはデコがやっぱりうまい。なにげに相手をかわすし、ボールを取られない。
マリノスは攻められながらもカウンターで何度かチャンスを作るがリーグ戦同様にフィニッシュがヘタ。カウンターのうまいチームや点取り屋FWがいれば1〜2点は取れたはず。大橋や坂田のシュートが1本でも入っていれば・・。
バルサは相変わらず前がかりで簡単に裏を取られる。大丈夫かなぁ。
マリノスはチャンスを逃しながらも後半入った栗原が大橋のCKに飛び込んでヘディングのゴール。最近ご無沙汰だけに、バルサ相手に点を取ったのは良かったね。
なんだか全体的にかったるい試合なかんじで引き分け終了。盛り上がりはやっぱり後半途中に入ったロナウジーニョで、彼がアップを始めただけで場内騒然。ユニ着替えるとまたフラッシュの嵐。オイオイ試合見ろよ。ロナウジーニョは休養明けとはいえ、そこはさすがの芸達者ぶり。ボールを持つとなんかやってくれそうな雰囲気バリバリでございます。細かい芸の連発で場内を沸かせ引き出しの多さを見せつけておりましたが、役割をわかってらっしゃる。一人ハーレム・グローブ・トロッターズみたいな。
場内発表では4万人入ったみたいだけど、日産スタジアムだけに埋まったかんじは少なかった。それでもバルサ側にいっぱい人が入ったのはすごいなぁ。バルサのユニ姿多数。でもいちいちたいしたプレーでもないのに「オーッ!」って言うのみっともないよ。これでナメられてどんどんヨーロッパのクラブが出稼ぎにくるんですよ。もう親善試合とかじゃなくて、チームのペナント賭けるとか負けると全員丸坊主とか土下座するとか。とにかく真剣勝負やって欲しいです。