Buckshot & 9th Wonder/Chemistry

Chemistry
この夏の目玉級なコラボでございます。往年のBlack Moon凌ぐんじゃないかというカッコよさ。Buckshotのラップは変幻自在というか縦横無尽というか横綱相撲というか貸切露天というか、きのう聴いたMemphis Bleekあたりとは格の違いをみせつけちゃいます。
9th Wonderは、曲によっては御大を意識してハーコーぽい音にシフト。2はオープニングぽく重厚に、4ではドラムとベースの音をはっきり変えてる。全体に音量抑え目のトラックでBuckshotのラップを立ててる。
かと思えば6や11ではハネるリズムで攻撃的なかんじだけど、これはあまり好きくない。お得意のパターンとしては5や13で、特に5はくぐもったスモーキーサウンドの中で得意のスネアが炸裂して、「抑え目だけど音圧すごいよ」みたいなやばさ。この2曲だけ繰り返し聴いてイキそうになります。
あと、カニエ以降の定番として早回しコーラスが蔓延。これはまだ馴染めません・・。