インファナル・アフェアⅢ終極無間

終極無間


(HP)
終極というより後日談的なエピソード。前2作ほどのダイナミズムは無かった。
今回はラウ(アンディ・ラウ)が主役なかんじだけど、相変わらずクールで切れ者なキャラ設定なもんだから裏切りの苦しみで壊れていく内面がいまいち理解できない。「2」の若いキャラの時は影のあるエディソン・チャンの風貌に悲恋を絡めていいかんじではあったのだが。
逆に下衆ヤバ夫風に)ヤン(トニー・レオン)は三枚目風キャラが強調されて人間味溢れる笑顔がますますおいしい。
今回も登場人物の役回りがひっくり返るどんでん返しがあり、ラウの壊れっぷりと併せてスリリングな展開で飽きさせないのだが、肝心のラウの心理描写を掘り下げてくれなかったので泣けるところまではいけなかった。トニー・レオンケリー・チャンをダメダメな音楽の中でイチャイチャさせるヒマがあったら、もっとアンディ・ラウを苦悩させるべきだった。
終盤は辻褄の合わないことだらけで?マーク連発。DVDで復習しなければ。それともオレの頭悪すぎなの?(☆3つ)