オーシャンズ12 (ネタバレあり)

ocean’s12


(HP)
今回も軽快なスピード感があり最後にドンデン返しもやってくれる。でも強引というかズルいというか。せっかくヴァンサン・カッセルを強敵に設定したんだから真っ向勝負して欲しかった。クライマックスに強奪シーンが無かったのも痛い。
リーダー、ダニエル・オーシャンの「男のロマン」的なハッタリ根性が魅力だったのにキャラが増えた分、ずいぶんと薄まってしまった。
新キャラ、カッセルとキャサリン・ゼタ・ジョーンズはさすがの存在感。しかしゼタ・ジョーンズはブラピの元・恋人設定でラブアフェアが再燃するかと思わせてちょっと違う方向へ転がってしまった。序盤の展開で、今回はブラピが主役か?とワクワクしたのに・・。
今回もいじられキャラのお坊ちゃん、ミヒャエル・バラックいやマット・デイモンだが、こっちも少ししか見せ場無かった。さらに宿敵アンディ・ガルシアも始めと終わりだけ。みんな出番少なすぎ!その代わりに内輪ネタな「ジュリア・ロバーツ」。スキンヘッドオヤジまで出てきてワンシーンのカメオかと思ったらダラダラ延ばすし。あれはちょっとイヤミな感じだった。好きくない。
ソダーバーグ好きな自分でも、今回はかなり食い足りなかった。音楽と映像のセンスだけ相変わらず楽しかったけど。(☆3つ)