Destiny's Child/Destiny Fulfilled

destiny’s child


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ビヨンセのワンマンだったのが、3人にリードが割り振られたヴォーカル・アルバムになった。
ジャケでも真ん中のMichelleが活躍。エリカ・バドゥみたいな細いかすれ声なので先端チキチキサウンドには合わないが、1st,2nd verseをケリーとビヨンセが歌ったあとに転調してミシェルが盛り上げるという、BOYZ II MENのワンヤ・モリスのような役割。言ってみれば「デスチャ・フィーチュアリング・ミシェル」なかんじ。
そのぶん、ビヨンセがプロデュースもしてきたアグレッシブなサウンドは鳴りを潜めたけど、じっくり歌を聴かせる佳曲ばかり。チャートを駆け抜けるような曲はない地味なアルバムだがこれは相当スキ。
目玉はなんと9th WonderJay-Zつながりで仕事したらしいけど、キャッチーで歌心あるサンプリングセンスが光る(5)「Is She The Reason」がすごくいい。かっこいい!
アッシャーやジャネット同様にギターの音色一発で曲のムードを決定づけるAndre Harris&Vidal Davisの(4)「T-Shirt」、同じく9th Wonderの(6)「Girl」の3曲の流れが最高。
シングルの1曲目はロドニー・ジャーキンスで、マーチングバンド&オケヒットの唯一のイケイケ。PV見るといいかんじなのだが、タレ目のミシェルはいかにも地味。彼女はソロでゴスペルやミュージカルやってるし、脱退してオーガニック系やった方がいいと思う。
あとレコファン買いに行ったときにかかってた「Game over」も泣けるいい曲。これUS盤に無いのはもったいなさ杉。
やっぱ3人歌うと相対的にビヨンセのうまさが目立つ。ソロでやりたいことやって今回は余裕のスタンスだね。
amazonのレビューみたら詳しい人いるね。ご本人のレビューサイトが見たいス。