リーガ・Aマドリード対バルセロナ(1−1)

この時期で「首位決戦」とは気が早いが、双方に守備の意識が高い締まった試合。に見えた。
バルサは前半、ロナウジーニョのドリブル突破をDFがカットしたこぼれ球をファン・ブロンクホルストが直接豪快にゴール。その前にもロニーが左サイドで持ったときにも上がっていたけど、ジオ君は迷いなくガンガン上がっていっちゃうんですよ。中の方に。相手に取られたら元いたポジションガラ空きなんで心配だったけど、結果オーライ。直前にも味方ファウルで幻のゴールとなったシュートや、直後には右ショートコーナーからGKの手をはじくミドルを放ったり、シュートで目立ちまくりのジオ君でした。うれしい!
しかし、右のベレッチと比べて左は球が来ないというか使われないというか。左を駆け上がってのセンタリングはほとんど無かった。左にロナウジーニョがいると彼に預けておまかせになっちゃうし。
後半はアトレティコも全員マンマークみたいにガチガチに守りだして、奪ってからの速攻が切れる。黄色1枚の守備的中盤コルサを下げてバレンシアから来たFWサルバを入れてツートップに。これでセンター固定だったフェルナンド・トーレスが自由に動けるようになり、彼の突破が出始めて、2回目のアタックで浮き球をうまく使ってプジョルを振り切り同点ゴール。
バルサは30分すぎにロナウジーニョ下げてイニエスタを投入したが、今回はあまり飛び道具にならなかった。アトレティコの粘っこい守備が勝っていた。バルサはスペースが使えなくて崩しのパスも通らない。28分にシャビがドリブル突破で決定的シュート打つがセルジに飛び込まれてカットされる。こういう時こそロナウジーニョのクラックの証明が必要なんだけど、まだ本調子に遠いみたい。ラーションのヘディング折り返しのヘッドと、またラーションとの壁パス突破でのシュート、2度の決定機を外した。どちらかひとつでも決めてくれれば・・。
今回バルサの中盤の底はエジミウソン。前がかりで何度もカウンター食らったけど、まずまずでは。CB左はオレゲール。一度相手FWに球奪われるチョンボあり。後半マルケスと交代。判定に助けられた微妙なオフサイドもあり、通っていればFトーレスにやられていた。FWも前半エトーが見せ場無く後半ラーションと交代。やはり相手が強くなってくるとこのメンバーでも簡単には勝てない。次節がんばりましょう。