Utada／Exodus

（アルバムはASIN:B0001DQ5WI 、写真はシングル「Easy Breezy」ジャケ）
これはいいすね。ちょっとダークで全然ハジケてない。彼女の切ないかすれ声がいまいち活かされてもいない感じだが・・。
メロディを紡いで歌い上げるような曲がないので日本では売れないね。潜在的な人気で枚数はいくだろうけど。だいたいティンバランドも３曲噛んでるように、ヘンなフックに変則ビート絡ませたような、サウンド主体の出来栄え。「宇多田ヒカル」の歌をじっくり聴きたい人にはアウトでしょう。僕は音がおもしろければオッケーなんで結構好き。
MTVでガンガン流れてる「Easy Breezy」のクリップ見ると、メイクや歌う表情などモロにマーケットを意識したジャパニーズ・ガールになってるけど、曲自体はあんま売れ線とは思えない。最近のティンバプロデュースのブランディでももっとポップだもん。それとウタダは音域狭くてとくに低音が出ないのが苦しそうだ。
好きな曲では、２がセント・エチエンヌみたいなテクノ。３はティンバランド＆マグーでも聴けた中近東的フレーズ。４はクリップ見ても誰の曲かわかんないほど。低音が苦しいけど、フレーズはファンタジック。７は昔のエイフェックス・ツインみたいなサウンド。
11もＲ＆Ｂというよりテクノビートが強力。寂しげな13もティンバランド＆マグーで聴いたような曲。やっぱり相対的に歌が弱いのでビートがはっきりした曲の方がいいです。