夏の終わりの一枚:Felix Cavariere/Castles In The Air

Felix Cavariere - Castle In The Air


宿題がでてたので喜んでやってみます。
8月も終盤に入ってまいりましたが、まだ海も行ってないし遠出もなくて夏を満喫してません。これから9月に入ってもまだ夏ときめて取り戻そうと思います。
実は僕もid:clicheさんと同様にスチャダラなんです。サマソニ04の幕張でアンコールにサマージャムやってくれた時はなんだかジーンときました。
あとは、海にいくと必ず聴く
・Jimmy Messina/Oasis
山へ行くと必ず聴く
・Pages/Pages
街で聴く
・Bobby Caldwell/Carry On
とかありますが、いずれも定番ぽいので僕が選んだ一枚は
●Felix Cavariere/Castles In The Air です。(1979)
(レコセルでの紹介)
(試聴できるサイト)曲順はあってない
これは海・山両方いけます。彼、フェリックス・キャバリエラスカルズのキーボードとヴォーカルの人で、そっちではもっと黒っぽいブルーアイドソウルなサウンド。ソロも何枚か出してるけど、これだけがポップなAORなんですね。甘いボーカルと哀愁感あふれるサウンドが夏の青い空に溶けていってたまりません。夏がテーマではないし、B-2なんか春のラブソングなのですが、このサウンドの爽快感は夏が一番合うと思います。しかも夏の終わりの切なさや倦怠感も併せ持っているのでおトク。
録音はニューヨークで、バックは24丁目バンド(kb除く)の面々にBuzzy FeitonやRandy Breckerのソロが聴けたり、Steve Ferroe,Neil Jason,Steve Khan,Luther Vandross,Marcus Miller等々とっても豪華。しかし、ラスカルズや彼の初期のソロとは違う都会風なサウンドなので、マニアの人には一番キライなアルバムなんじゃなかろうか、と。

アルバムの流れも良くって、A面では爽やかに夏全開。B-1のダンスナンバーのホーンアレンジで夏の雲を突き抜けた後は徐々にクールダウンしてほてりを冷やし、哀愁のミドルB-4で夏の終わりを告げてくれる。そんなアルバムです。