EURO2004 イタリア対スウェーデン

根府川


スウェーデンの気迫勝ちだった。というか引き分けだけど。

王子様抜きだが代役のカッサーノが活躍。開始直後こそ中盤省略したカウンター合戦だったけど、試合が落ち着いてからはイタリアはパスが繋がりだした。その分前がかり気味になってカウンターを心配したが、カッサーノの得点シーンでは前線に4人も並んだ。あそこはカッサーノ以前に楽にセンタリングさせたスウェーデンが悪い。
その後はイタリアはおきまりの鍵をかけた守りに入りるが、パスが繋がるので組み立てた攻撃もときおり繰り出してくる。スウェーデンが、イタリアの一瞬のスキを突こうと集中していたので、そんなときこそやられるのではないかと思っていたが、皮肉にもカウンターではなく、鍵をかけたペナルティエリアで混戦から執念のシュートを決められてしまった。
すでにカッサーノデルピエロを下げていたが、これは仕方がないだろう。個人的にはディバイオあたりを使って欲しかったけど。スウェーデンの根性を褒めるべきでイタリアはちょっとかわいそうだった。
タラレバだけど、攻めているときに放ったデルピエロヴィエリのシュートがひとつでも決まっていれば・・。特にヴィエリは前半にマークを外して打ったシュートが2本くらいあったし、後半も井原が言ってたように好調時なら決めていただろうヘッドを外していた。初戦はせこいサッカーとこきおろしてしまったが、今回はレジスタピルロからザンブロッタカッサーノへと展開される攻撃は楽しかった。しかしかなりやばくなったイタリア・・。予選敗退でトラパットーニがクビになれば、それはそれで良いかも。