Missy Elliott/The Cookbook

Cookbook
今回はほとんどの曲を外部プロデューサーにお任せ。余裕と見るか、煮詰まったと見るか。
新しめな音もあるけど革新的とまでは言えず。例によってオールドスクールリスペクトな曲も混ざっていてバランスが良くない。全体通して散漫な印象があります。僕はやっぱり突き進むミシーの方が好き。

01."Joy" (Feat. Mike Jones) (Produced By Timbaland) 4:49
→最初のしゃべり長いよ。序盤のシンプルな感じが絶妙。後半Mike Jonesで盛り上がるところはティンバランドがムリしてるように思える。
02."Partytime" (Produced By Timbaland) 3:04
→さすがティンバと言いたいが、どっかで前に聴いたことある感バリバリ。引き出しからの使いまわしに思えちゃう。でも好きです。
03."Irresistible Delicious" (Feat. Slick Rick) (Produced By Craig X. Brockman) 4:15
→スリック・リック参加で音もオールド・スクール。ラップから始まってミディアムなヴォーカル、スリック・リックとミシーのかけあいラップとうまく構成されてる。
04."Lose Control" (Feat. Ciara & Fat Man Scoop) (Produced By Missy Elliott) 3:47
→いまさらバウンスなのもどーなんだろ。ビデオ・クリップ見ても特別かっこいいとは思えず。ミシーの体型、やせたんか太ったのか微妙。いや、ハンパにやせているんで美しいとは言いがたい。それとも・・(以下自粛)。
05."My Struggles" (Feat. Mary J. Blige & Grand Puba) (Produced By Qur'an H. Goodman) 2:52
→これもオールドスクール。Grand Pubaちょっと高めキーなラップがいい。そして転調してMary J. Blige 。いいねぇ。
06."Meltdown" (Produced By Scott Storch) 4:16
→メロウなミディアム。ラサーン・パターソンみたいでございます。悪くないけど普通すぎ。
07."On & On" (Feat. Pharrell Williams) (Produced By The Neptunes) 4:45
→さすがネプチューンズ。キャッチーなフューチャーファンクに仕上げております。ミシーのラップもうまく乗せられてる。
08."We Run This" (Produced By Rhemario "Rio Beats" Webber) 3:25
→能天気なホーン&パーカッションでお祭り。次にバラッドに落とし込むためのあざとい布石か。サウンドは面白いけどミシーが前に出てこない。
09."Remember When" (Produced By Missy Elliott) 4:18
→自分でやってる定番のバラード。こういうアルバムの中ではすごく引き立つ。せつなくてステキ。
10."4 My Man" (Feat. Fantasia) (Produced By The Avila Brothers)
→次もメロウなラップ。ピアノの高い単音というかハープみたいな鍵をヒットしてる感じが伝わる音色が新鮮。
11."Can't Stop" (Produced By Rich Harrison) 3:49
Amerieからそのまま持ってきたかんじのリッチ・ハリソン。ラウドなドラム、スネアがバタンバタンしてる。アルバムの流れの中でちょうどいいアクセント。
12."Teary Eyed" (Feat. Tweet) (Produced By Warryn Campbell) 3:50
→これも高い音の鍵盤の音。ミディアムなヴォーカル曲でTweetのハスキーな声がブレンドされるがイマイチ目立たず。
13."Mommy" (Produced By Associates & Keith Lewis) 2:58
→クラップ音主体のシンプルなファンク。ベースの音も抑えぎみ。途中でファンファーレみたいなのが入って盛り上がるかと思うと、そのままシンプルで通すところがかっこいい。
14."Click Clack" (Produced By Shondrae "Mr Bangladesh" Crawford) 2:54
→この曲もベースラインをブリブリにブーストして欲しいところだけど、わざとイコライジングして抑えている。シンセみたいなエレクトロ音も意外に抑え目ぽいのが新しいのかな。
15."Time And Time Again" (Produced By Saint Nick) 3:49
→ミディアムなヴォーカル。なんだかわかんないチョロチョロしたギターのサンプリングが新しい!のか?繊細ぽいサウンドとアレンジが好き。
16."Bad Man" (Feat. Vybz Kartel & M.I.A.) (Produced By Craig X. Brockman) 5:12
→さっそくM.I.Aが参加。最初と最後でイン・ザ・ジャングルなポリリズム。あとはシンプルなファンク調。M.I.Aは違和感なく溶け込んでおります。サマソニ行きたい。