「オールド・ボーイ」のコミック版

やっと読了。二人が初めて顔つき合わせてからが長い。韓国版映画とはけっこう違っていた。引っ張ったわりに<ある出来事>がシンプルすぎた。こっちの方がよりセンシティブで核心を突いている気もするけど、柿沼の少年時代の回想シーンがほとんどないのでややわかりにくい。キーになる歌もコミックなので情感出せないし。
主人公のキャラ造形がいかにも寡黙なハードボイルド系なのが辟易する。タバコばっか吸ってるし。チェ・ミンシクのは同じ黒スーツでもシュールな笑いも含めてキャラに膨らみがあった。
韓国映画のアレンジはより即物的ではあるけど、居酒屋で出会う女の立ち位置も含めてさすがだなぁと思った。DVD出たらまた見直してみたい。