極道恐怖大劇場 牛頭(GOZU)

牛頭


(HP)
ASIN:B00009SEN0
「ごず」って読めないよ。それからパッケージでは哀川翔メインだけど、あたまとケツしか出番ないから。
三池さん、採算度外視して好きなことできていいね。それでも特殊効果とか超低予算ぽい。主演は曽根英樹って人で、プロデューサーがその親父の曽根晴美。そもそも息子を売り出すための企画だったはずが、どう見ても売れない作品になっちゃった。
怖いというよりシュールな笑いが全編を支配。やっぱり曽根オヤジが出てる旅館のシーンが一番あぶない。登場シーンからあぶなくて、オヤジの着てる下着シャツに”野趣に富んだ季節料理 マサカズ旅館”って書いてあるし、細かい小ネタがいちいちおもろ過ぎる。
終盤は監督がいじりたかったんだろう吉野公佳のサービスカットばかりでパワーが半減。吉野公佳はおじさんも大好きだったけど、容姿の衰えというより痩せた体つきが萎えさせる。エロオヤジをトロトロにさせるにはムッチリさが足りな過ぎる。
テンポも遅くて2時間こえる長さだけど飽きなかった。名古屋が舞台だけど、自分も名古屋には人の気配が無い荒涼としたイメージがあるから、よけい共感できた。街中でも道路が整備されてて広いから余計に人の密度が減るかんじ。出張で名古屋来てヘルスも終わったド深夜に栄町ウロウロしたり、出張費使い込んだために深夜バスで朝5時頃着いたりとかだもん当たり前か。覚王山だけはオサレだったっけ。(☆3つ)