天国の青い蝶

天国の青い蝶


(HP)
(ネタバレ&ケナシです!ご注意ください)
ラスト唐突に終わってしまい、これは実話ですよとクレジットされるが全然信じられん。それぐらい胡散臭い話の展開と演出。

ガンが治ったことがジャングルでの体験とリンクしてこない。実話なら仕方ないがこの話の流れなら自然に逆らわずに死んで欲しかった気もする。物質主義な都会人と、前近代がいまだに残る自然崇拝との対比を見せておきながら、その軸とはズレたところで病気が治るのがスッキリしない。中途半端なファンタジーなのだ。リアルに振っておきながらヤマ場でCG使っちゃうのも興ざめ。

ウィリアム・ハートの昆虫学者もラストはほったらかしで、彼の引きずってきた過去に落とし前がつけられていないまま。

難病モノはさんざん痛い目に会ってきて、「マイ・フレンド・メモリー」では偽善まる出しな肩車に腹が立ったものだが、懲りずにまた肩車を見てしまった自分が悪かった。
途中で「WATARIDORI」みたいに虫や動物のアップが続々と。毛虫のアップ見てワォ!とかびびってるようではまだまだ甘いな自分。(☆3つ)